ケセランパセランが事務所の玄関前に発生した!!

今・・制作中の『映画:ケセランパセラン』と、4月から開設している障がい者のかたを対象としたタレント芸能事務所・・ケセランパセラン事務所の・・・〝ケセランパセラン〟とは、架空の生き物で、それを見た人には幸せが訪れると云われている物体です。

全国に伝わっているお話で、ただ・・場所によって〝ケセランパセラン〟は違う物体をさすようで、全体的には白くてふわふわしたもの、という定義以外は、動物性のもの(多くは猫やキツネなどが吐いた毛玉など)と、植物性のもの(多くはあざみという植物の綿毛がついた種のこと)の2種類が存在するようです。特に動物性のものは、白粉(おしろい)の粉を餌として与えると成長したり、子供を生むと云われています。

僕自身は植物性のものしか見たことが無かったのですが、障がい者の方を対象としたタレント芸能事務所をはじめる時に、このケセランパセランのことを教えてくれた専門学校生の加藤雅菜さんから聞いて・・とっても素敵な響きの言葉だなぁと思ったのと、見た人が幸せになれる、、、というキーワードもすごく気に入って、事務所の名前と、事務所が制作する第一作目の映画のタイトルにつけることに決めたのでした。

ケサランパサランケセランパサラン、ケサランパセラン・・と微妙に、サとセの位置が違って呼ばれていたり、日本では江戸時代に広まった言い伝えらしいけれども、世界中に言い伝えは広まっていて、外国ではエンゼル・ヘアーとかゴッサマーと呼ばれているらしいです。昔・・ちびまるこちゃんのさくらももこさんがブログに書いていたり、ゲームのモンストやドラクエスーパーマリオ、マンガのぬ~べ~とかにも登場したりします。

加藤さんが最初に教えてくれた時の名称が、両方〝セ〟のケセランパセランだったので、自然と・・うちの事務所ではこの呼び方に統一されていきました。一般的に一番多い呼び名は、両方が〝サ〟で、化粧品もあったりするですが、両方〝セ〟が、一番呼ばれていない・・っていうのも、あまのじゃく的な自分には気に入った要素でもあったりします。

で、この実物の〝ケセランパセラン〟を入手してみたくて調べてみたら・・・植物性のものがネットで売られていることが判り(さすがインターネット時代って感じです)、やはり映画で使用もするし・・CGでも作成しようと思っていたのですが、やっぱり本物が見てみたくて、1個試しに買ってみました。

--------というのが、今年の4月の話だったんですが、先月・・・6月に、事務所の前に車を止めて中に入ろうとしたら、棘がある草に刺されて痛かったんです。けっこう痛くって、なんでこんなところに棘のある草があるんだ、、、とよくよく見てみたらピンクのきれいな花をつけていて、、、あれ!?これって、ケセランパセランを調べた時に見た・・・植物性のものと云われている〝あざみ〟にそっくりだと。。。

事務所に入ってパソコンであらためて調べてみても、どっからどうみても・・あざみで、どうやら事務所前に生えたあざみは、タチアザミという種類だとわかりました。

ただ・・・ここから、どうやってケセランパセランみたく、ふわふわとしたタンポポみたいな奴になるんだ??と思っていたし、そもそも、このピンクの花がケセランパセランに変身するのも半信半疑だったので、まぁ・・・毎朝、気にかけて見てはいたものの、だんだん忘れ去っていたら・・・・・・今日、ふわふわと、飛んでいるケセランパセランを発見!! あざみの花を見てみたら、この間までピンクの花だったところが黒くなり、もうこのまま枯れるんだろうなぁと思っていた部分が大きく膨らんで・・・花火みたくはじけて割れて、その中から白い綿毛のようにケセランパセランがいっぱい飛んでいました!!

ケセランパセラン事務所を開設して、ケセランパセランのタイトルの映画を作ろうとしている今・・・事務所の前に一株だけ、あざみが咲き、大量の・・・ケセランパセランが飛び回る、、、、う~ん、娘や妻に気持ちがられました、おもいっきり。

この事務所に移って来てから今年で20年近くになるけれど、今まで一度も見たことがないし、そもそも・・たった一株だけっていうのも気持ち悪い、、、種が飛んで生えるのなら、もっと生えていても良さそうだし、事務所の周りにも一輪だって咲いていない。。。近所を見渡しても、やっぱり生えていない。。。

これは、毎年、一株だけ咲いていたのに・・・気づかなかっただけなのか、それとも今年から生え始めたのか??? 映画や事務所の名前に使用したことで、はじめて見えて、気づくようになったのか・・・・。。。

いやはや映画をやっていると、こういう・・・偶発的なことや(ちょっとオーバーですが奇跡的なことが)ちょいちょい起こるので、本当に楽しいです。(たまに気持ち悪いことも起こるけども・・)事務所に登録してもらった人たちにも、映画や映像の現場に参加してもらって、早くこういった体験をして欲しいものです。ちなみに・・・今、うちのケセランパセランは、多分100個以上あって、まだまだこれからも採れそうです。

 clapfilm LLP(http://clapfilm.com)  or  ゆうばりFC(http://yubarifc.com)  or    ケセランパセラン.com(http://xn--rckuaa1gtfc1ed.com/)  or  インタビュー自分史.com(http://xn--eckucycsd3cvcw318aqhd970l.com/)

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↑ 事務所の前に突然咲いた? タチアザミのきれいなピンクの花。

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↑ 爆発した直後のケセランパセラン。見ていると、ゆったり揺れて・・・本当に生きているみたい。中心に種があって、右下側にあるのは、中心から取れて落ちた種。