『スイス・アーミー・マン』が見たい!

外国にいる友達からメールが来て、絶対に気に入るからっ!!・・と太鼓判を押され、ススメられている映画が、『スイス・アーミー・マン(原題)/Swiss Army Man』である。日本での公開は未定、一応公開するなら今年の予定なのだが、DVDスルーかもしれない・・・っていうか、まだレンタルでも見られるのならいいけど、見れない場合、DVDを最悪アメリカから取り寄せればいいや、と思える今は、便利なのか、幸せなのか?? 自分が学生の頃には、ミニシアターや名画座、二番館、三番館・・・とあり、こういった中堅どころの作品が見られる状況にあった。しかしシネコンでは、こういった地味な、もしくは奇抜な、でも作品性の高い作品・・・やんないからなぁ。。。
まぁ、そんな愚痴ばかりを云っても仕方がないのだが、こういう作品を見ないで大作ばかりを見てばかりいると、作品の読み取り能力はどんどんと低くなるし、そもそも自分の映画に対してのさまざまなモチベーションが、いつの間にか下がっていることに驚いてしまう。この、、、いつの間にか、というところが実に怖い。。。 自衛策をとるしかないが、そうすると・・・どんどんeBAYとかで買ったDVDが部屋の棚を占めることになり、それはそれで頭を悩ませるところでもあるが、やはり衝撃を受ける映画、感銘を受ける映画、何度も何度も繰り返し見たくなる映画・・・というものは、大作映画ではなく、こういった中堅どころの映画が実に多いと思うし、そもそもこの手の映画がひらめきやアイデア、人生にエネルギーを与えてくれることが多いと思う。
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そして、映画を・・・・俳優で見ることが多く、もちろん監督で見ることが一番多いけれども、次に多いのが、出演している役者さんで決めること。その役者さんが出演していれば、どんなにストーリーが厳しくても、どんなに他の役者の演技が厳しくても、どんなに監督の演出が厳しくても、きちんと作品として最低限成立させてしまう魅力と、実力のある役者さんが出ている映画を選ぶことが多い。そして、そういった役者さんに必須の条件として、“本当につまらない作品には出演しない、脚本の読める役者”というのが必要にもなってくる。逆の場合もあって、その人はきちんと芝居をしている実力者なのに、出演をする作品のどれもがひどいものばかりという役者さんも結構いたりするものだ。その当人の作品を選ぶセンスがないのか、シナリオの読み取り能力がないのか、はたまた事務所が悪いのか・・・実にもったいない話である。そうした中、“その役者が出ていれば・・・間違いがない、ハズレがない”と常々思っている役者さんに、ポール・ダノがいる。彼を初めて知ったのは「リトル・ミス・サンシャイン」。彼のシーンは、何度見ても・・・毎回泣かされる。妹に背中をさすってもらうシーンなどは、もう・・号泣ものだ。。。

そして、今回友人がススメてきた映画『スイス・アーミー・マン』は、彼が出演しているのだ!! とは云っても、友人がススメてきた理由は、実はそこではなく、“死体”がキーワードになっているストーリーだかららしい。。。そういえば、その友人と初めて出会った十数年前に、一時・・・“死体”ばかりのシナリオを書きまくっていた頃がある。そのイメージが、どうやら抜けてないらしいのだ。そういった中、トレーラーを見てみたら・・・ふむふむ、確かにすっごい好きそうな作品だった!! ていうか、もうトレーラーだけで、ファンになってしまうほど、大好きな雰囲気で、しかもサンダンスの監督賞も受賞している!!! と、一刻も早く見たい作品だ、と思えば思うほど、こういった作品はやっぱり日本では、未公開作品になってしまうんだろうなぁ・・とも思うのでした。M.T
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