映画鑑賞について

業務試写で映画を見る以外に、すごい好きになった映画や“スタトレ”などの大好きなシリーズ物は映画館で2回、3回と見ることもあるけれども、家でのホームシアターで週に10本以上は見ることが習慣にもなっています。ホームシアターといえば、まだ学生の時・・・20年以上前に、100万円以上したプロジェクターを当時カメラマンとして契約していたビデオ会社の先輩からただで!もらってホームシアターとして楽しんでました。スクリーンも本格的なものが欲しくって、当時は貧乏なのに50万円以上もするスクリーンを奮発して買ってました。その当時から比べると、プロジェクターなどはすごく安価になり、ホームシアターも一般的になったけれども、20年前はかなり珍しく、友人などを招いては“上映会”を開いたりしてました。
そんなホームシアターですが、ここ数年は、“映画”よりも、“海外ドラマ”を多く見るようになりました。アメリカのドラマもおもしろいけれども、イギリスやデンマークなどの北欧のドラマがすっごく好きです。そして、ホームシアターで気をつけているのは新作映画や海外ドラマばかりを見るのではなく、昔の映画も意欲的に見るようにしています。そうした中、公開当時・・・すごく衝撃を受けて、でも内容が重いので・・なかなか観なおしてみなかった映画にアラン・パーカーの「バーディ」があります。今年、酉年だし、よしっ!と見てみたら・・・やっぱりすごい! 多分、今、このシナリオで撮ったら、C Gが入ったりするなど、ずいぶんと違ったカラーになるのかもしれないけれど、そういった特殊効果やC Gに頼ることなく、役者の演技、練られたシナリオ、アラン・パーカーの演出・・・と、心にズドンとくるものがあり、こういった芯の重いしっかりとした映画、それこそ製作されてから数十年たってからでも観たくなるような映画って、最近はほとんど無いなぁと思ったりしながら観てました。ニコラス・ケイジが今のようにアクション映画やアメコミ映画に多く出るようになるなんて思ってもなかったし、当時・・・大好きだったアラン・パーカーのことをアメリカのフィルムスクールに行った時に「君の大好きな監督は?」と聞かれて、何度「アラン・パーカー」と云っても通じなかった(“エ”ラン・パーカーって云わないとダメだった)当時のことなども思い出しながら観てたりもしました。M.T
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