フロリダ・プロジェクトを観に行く

業務試写では見ていた「フロリダ・プロジェクト」。ショーン・ベイカー監督の前作の「タンジェリン」も好きで(でも、この作品は残念ながら・・スクリーンでは観れてなかったので)、やはりここは・・・大きなスクリーンで観ないと、特にラストシーンを大きなスクリーンで観てみたいと思い、スガイの株券がいつもはボーリングにすべてを使ってしまうところを、たまたま1枚だけ、はんぱに余ってしまったので、「フロリダ・プロジェクト」を観に行くことにしました。
「タンジェリン」の人を描く姿勢、色使い、そして映画の全編をアイフォンで撮影したということ、しかもアナモルフィックレンズを使用しての撮影、、、そのどれをとっても非常にそそられ、かつすべてが上手く機能して成功していたから、ベイカー監督の最新作には期待していました。それで業務試写で見たときに、期待を裏切らない作品の題材、カラフルな色使い、フィルムの質感、ラストシーンのアイフォンでのゲリラ撮影、そしてそして・・今回もアナモルフィックレンズ使用と、作品は賛否両論出ているみたいだけれど、とっても魅力的な作品になっていました。そして、なんといっても! ウィレム・デフォーが最高!! こんな素敵なことがいっぱいつまった映画を大きなスクリーンで観てみたい、ラストシーンのアイフォンのシーンをでっかいスクリーンで観たいみたいと思っていました。スガイの一番大きなスクリーンでやっている時間帯を見計らって、行って来ましたが、自分以外には一組のお客さんだけ。。。本当にいい映画なのになぁ、、、と残念になりつつも、貸しきり状態で、じっくりしっかり堪能してきました。
ウィレム・デフォーじゃなかったら、こんなに好きな映画になっていないかも・・・と思い、一人の役者さんの力でそういう思いにさせてくれること自体、とても素敵なことだし、本当にあのラストシーンは、、、よく許可が下りたものだと感心してしまいます。役者(子供の演技も、素人の出演者の生き生きとした演技も)、撮影方法&撮影技術、シナリオ、アイデア、そしてなんといっても、映画の視線、優しいまなざし(作品の方向性)、早く次回作も観てみたくなる・・・今、一番お気に入りの監督となりました。M.T
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 ← 本当に色彩がかわいらしい「フロリダ・プロジェクト」
      ← 駐車場が不便なので、今の時期はバイクで行きます。
 ← 悪人役のときの存在感もすごいけど、今回のようなどこか憎めない、力の抜いた役でも抜群の存在感を魅せてくれます!!